『アセンブル 共同体の幻想と未来』展:

『アセンブル 共同体の幻想と未来』展:

2016.12.25

去年の(美術界で最も有名といえる)英ターナー賞を建築家集団Assembleが受賞したというので是非見たかった展示。ようやくイブの日、(すごい!)人ごみかき分けつつ表参道へ。ここではアーチストの力を仮り、ボランティア・DIY・住民参加による「共同体」を組織化し「まちを再生」させる大工兼オルガナイザーが建築家。一種の社会的素人仕事の集積(assemble)つまりブリコラージュ。ただクオリティの高さがポイント。「建築家は社会的であれ」と昔習ったし、極めて英国的だな。ノルウェーのTYINもそうだし、こういう建築家がいてもいい。「これはまちづくり」と言うプランナーもいると思うが、そもそも境界引くのがナンセンスだ。そもそもアートが何に対するものなのか、何を意味するのか近年のターナー賞は問いかける。